SOLA公認会計士事務所

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2019.10.31 

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税務会計と企業会計 中小企業がグルーバル化に対応するには



こんにちわ、SOLA公認会計士事務所の福島です。

 

日頃より、ビジネスを考え事業を発展させるために売上を伸ばしたり、経費を節約したり、

色々な事に対して頭を使わなければいけないお立場かと思います。

 

会計という言葉は聞いたことがあると思いますが、

「税務会計」や「企業会計」というワードはあまり聞きなれないのではないでしょうか。

 

個人事業主や規模が大きくない法人に関して言うと「税務会計」の考え方を

もとに会計処理を行い「税金の額」を適正に反映させることを前提にしているところが多いので、

”売上を多く計上しておけば、税金納めているんだから大丈夫でしょ”という方も少なくないのが現状です。

税務会計でいう保守的にというのは「売上を多くあげておく事」という意味合いが近いですね。

※発生主義や実現主義を前提としているので”大幅な違い”はないはずですが・・。

 

企業間比較可能性や、期間比較可能性などを度返ししているため、

しっかりとした企業比較ができない決算書をお作りの方も少なくないはずです。

 

一方で企業会計は、上記にある企業間比較可能性や期間比較可能性を重視した会計処理を行い、

これを用いて”管理会計”や”財務会計”を行っていくことになります。

会社の業績を適正に反映させることを目的としているため、より細かな会計処理が必要になっています。

企業会計でいうところの保守的というのは「費用を早く処理」することです。

業績を少なく見せることにより配当金額等による社外流出を少なくしましょうというのが前提になってきます。

 

同じ会計という名称を使っていますが、

「税務会計」と「企業会計」とではニュアンスが少し異なっているという事ですね。

 

さて、中小企業がグルーバル化の波に乗るにはどうすればいいのかというと

「グローバルスタンダードを前提とした企業会計」が大事になってきます。

これは決して「経費をたくさんあげればいい」という事ではなく、

”めちゃめちゃ細かく会計処理をする”という事になりますので、必然として専門家が必要になってきますし、

一般的な税務顧問を契約するというよりは、会計税務顧問としてより”厳格”な契約が必要になってくると思います。

 

当然海外に子会社を持てば、”在外子会社との連結決算”などが必要になってきますし、

複雑な会計知識が必要になるわけです。

 

国際会計基準をIFRSと略して使うのですが、IFRS専門のコンサルタント集団がいるぐらいです。

※月額100万円以上かかることもあります。

 

「会計なんてコストじゃん」って思っていたら海外と戦うのは難しいと思いますよ。

会社の基盤を強くするには、”会計から”顧問報酬を安く安くと考えているうちは、

グローバル企業に立ち向かっていくほどの会社を作るのは不可能だと思います。

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