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2019.06.21 

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サービス業にある失敗事例エピソード1


こんにちわ、SOLA公認会計士事務所の福島です。

弊所への相談として、割と多いのが『サービス業開業について』です。

サービス業といっても、事業内容としては色々あります。

 

その中でも、とても多いのは「飲食業」。

そんな中から成功、失敗の共通点がありますので、本日は失敗の共通点をお教えします。

 

事業計画の甘さ


一番大事なのが事業計画になります。

特に都内での開業となると、「競合」が非常に多く普通にやっても成功しません。

※全世界GDP順位を見ると日本の都内近郊が1位なのですが、これは世界で一番新規参入が難しいという事を指します。

 

ほとんどの人が相談の際には事業計画書を持参してくるのですが、なんというか・・・。精度が非常に低い印象を受けます。

良い事業計画というのは、見ればイメージが出来るし。話していてワクワクするものです。

 

さて、具体的により良い事業計画とは一体何を入れ込めばいいのか。

私が思うに

①売上予測

②人材ポテンシャル

が最も大事で、”特にこの点は練りに練る必要がある”箇所であると断言します。

 

細かなことは文章では難しいのですが、

①売上予測については、市場調査を大事にするべきですし、出店する場所が大事になります。

また、”近隣の競合情報”や”ほかの飲食店から客層を聞く”のも重要になります。

また、店舗コンセプトや、人材育成(自分が接客する場合は割愛)、ターゲットとそれに合うマーケティングを検討します。

 

②人材ポテンシャルは、①の次に重要です。飲食店では”人材不足”が経営においては苦戦する箇所になります。

”近くに住宅地がある”事や、”ほかの飲食店の情報”も大事です。

 

”ここで働きたいと思う店舗コンセプト”も作り上げていけるといいと思います。

ここまで考えてきて、”初めて成功するか失敗するか五分五分”と言ったところだと思います。

 

①②を特に考えずに開業すると、

所謂「オープン景気」で天狗になってしまい、その後客足が遠のくという事例が多くあります。

 

慢心が生む楽観的な予測


次のパターンとしては”過去にこれで成功した”とか”このサービスはどこにもないから絶対売れる”という慢心が成功率をものすごく引き下げます。

 

過去に同じことをして成功したとしても、今回やる場所も人も価格も違うのであれば、しっかりとその地域を調べておく必要があるのですが、”慢心”がこれを阻害してしまいます・・・。

 

また、”画期的なサービス”を考えたとしても売れるまでには圧倒的な時間がかかります。

「いいものが売れる」というのは完全に錯覚です。「おいしくないラーメン屋さんでも行列ができれば売れます」。

商品サービスの品質は売上に直結しません、あくまでマーケティングが売上に直結します。

 

たとえいい商品が出来たとしても、”マーケティング”を重要視してどのようにPRかけていくのか考えましょう。

本日は飲食店で感じる失敗するケースの多い事例を記載しました。

 

当然ですが、ほかの事業でも共通点はありますし、「たまたま成功」することもあります。

 

成功確率を高くしたいなら、先人の知恵を必ず借りてください。


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